銀河戦国志「天の川に流れる詩」第２部4話

ニコラス妄想劇場

太陽系王国「ゴン王は4,3光年ケンタウルスアルファ星団３重連星恒星域のケンタウルス国との戦いにおいて大勝利を収めさらにシリウス恒星域、プロキオン恒星域を手中に収め凱旋した。

しかしこの戦いで武術に覚えがなく逃げ回るだけの王子「アルタイ」について歯がゆさを隠せないでいた。

銀河戦国志「天の川に流れる詩」第２部4話

ザルス大司徒

「このザルス、ゴン王のご帰還を祝してご挨拶を致します」

ドサン大司馬

「この度の大勝利は、ゴン王の徳の賜物でした」

ヌルム驃騎将軍

「グスムス王子、ホカロ王子二人の活躍ぶりはなんともいえなくとても良かった。！！ゴン王もこれで跡継ぎが心配ないですな～～」

テルサ大司空

「グスムス王子こそ、太陽系王国の世継ぎ皇太子に相応しいですな。いや～～実にめでたい！！」

ゴン王 「、、、、、、、、、、」

ザルス 「ドサン大司馬殿、ヌルム驃騎将軍の勇猛な戦いぶりは大いに評判でした」

ドサン 「いやいや、ゴン王の勇猛な戦いぶりには遠く及びません」

ヌルム 「そうそう！！」

ザルス 「ラビルラ大神官様がゴン王にお話しがあるとの事でお見えになっております」

ゴン 「おお そうか？？」

ラビルラ大神官

「ゴン王様 お久しぶりでございます。」

ゴン 「おお！！そうであったな。」「ラビルラも健勝でなによりだ」

ラビルラ 「この度の大勝利は太陽系王国の新たな繁栄ある未来への道を開いたものであります」

ゴン 「うん」

ラビルラ 「そこで天の狩人の化身でもあられるオリオンの神々に感謝をすべく式典を開催すべきと申し上げます」

ゴン王 「ほう？」

ラビルラ 「この凱旋にともない一年も長き遠征の徒についた多くの兵士、民に憩いの場を与えるべくゴン王の寛容な心を示すべきと思います」

ゴン 「なるほど」

ラビルラ 「民の休息日としてオリオン神で農業の神、タンムーズ神に収穫を感謝する盛大なタンムーズ祭典を執り行うと民に布告すべきと考えます」

ゴン王 「わかった。それでは盛大なタンムーズ祭典を執り行う」「ザルスよ至急手配をしてくれないか！！」

ザルス 「は！早々に準備をいたします」

ゴン王 「３人の王子は必ず式典に参加するように伝えよ」

ザルス 「は！！」

サラミニ王妃の宮殿

兵士 「グスムス王子 ホカロ王子が戻られました」

サラミニ王妃

「おお！！私の大事な息子！！グスムス、ホカロ 戦場で活躍したと聞きました。怪我などはないですか？」

グスムス 「お母様、ただ今戻りました」「二人とも怪我などありません。ご心配なく！！」

ホカロ 「同じく！！」

サラミニ 「グスムスや！皇太子になってこの母を喜ばせておくれね！」

グスムス 「はい！ご期待に添えるよう努力します」

サラミニ 「私の父、テルサ大司空も必ず、グスムスや、ホカロの力になってくれるでしょうからね！」

グスムス 「は！」

ホカロ 「は！」

サラミニ 「ゴン王は凱旋したと言うのに、私の処へは全くなにも音沙汰無しで、セリア妃の処へ入り浸っています。」

「あの女にはいつか怨みはらしてみせますわ」

グスムス 「セリア妃のお母様への２０年にも及ぶ屈辱、このグスムス決して忘れるものではありません」

サラミニ 「ま～～ね救いといえば、セリアの息子があのアホ丸出しのアルタイである事。少しは同情もしますけどね。ふふふ」

グスムス 「あの馬鹿息子！！」

ホカロ 「あっははは！！」

サラミニ 「必ずグスムスが次期王となる皇太子になるのですよ！！」

グスムス 「必ず お母様の屈辱を晴らしてみせます」

ホカロ 「グスムス兄に従います」

サラミニ 「二人と頼みましたよ！！」

タンムーズ祭典

アルタイ 「ミ！ケ！ラ！ン！！ タライマ～～！！！ バ～～」！！！！

ミケラン 「あ！王子さま！！」

アルタイ 「今 戻ったんだ～～！！ ちょっとアソボ～～！！」

ミケラン 「私はタンムーズ祭典のお手伝いをしています。ですからお許しください」

アルタイ 「え～～？？いいじゃないか！！少しだけ！！」

ミケラン 「私は巫女です。ですからダメなんです～～」

アルタイ 「ね！ね！！」「

「あ！やば！！誰かくる！！」「ミケランチョットコッチ！」

兵士 「なんだこの部屋、無用心だな！ドアを開けっ放しじゃないか！！ドアを閉めて鍵をかけておこう！！」

アルタイ 「あ！ 鍵をかけられた！！出られなくなった」

ミケラン 「え～～？？？？？」「あ～～私～～神殿を追われてしまいます～～！！」

 

 

 

ゴン王 「アルタイの姿が見えないがまだこないのか？他の者は皆来てるというのに。大事な祭典だから必ず出席せよと命令したはず！！」

ザルス 「兵士に探させます。」

兵士 「は！！！」

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